2025年12月11日
「チャレンジ150山人会賞」 4団体を顕彰
第4回「チャレンジ150山人会賞」表彰式を12月11日、甲府・山日YBSホールで開きました。受賞者や関係者約40人が出席し、笛吹市立境川小学校、南アルプス市立櫛形西小学校、山梨県立甲府工業高等学校應援團、山梨県立身延高等学校演劇部を表彰しました。
式では、山日YBS厚生文化事業団の野口英一理事長が「これからもますます努力し、文化活動をさらに発展させていただければ、大変喜ばしい」とあいさつし、賞状と副賞を手渡しました。また甲府工業高應援團による他の受賞校へ応援エールの実演もあり、受賞の場に花を添えました。
同賞は、2022年に活動を終えた公益財団法人山人会が1960年から実施していた「山人会賞」を継承し、県内青少年の文化活動発展や地域文化の継承を応援するために創設しました。受賞者は関係機関から推薦を受け、学識経験者などで構成する選考委員会での審議を経て決定しました。おめでとうございました。
〇笛吹市立境川小学校
俳人の飯田蛇笏・龍太の出身校として、地域の文化的遺産を継承しようと全校で俳句づくりに取り組んでいる。地元俳人を講師に迎えての学習会や校長杯俳句大会の開催など、季節ごとに創作機会を設け、心の動きを言葉にする力や感性を育んでいる。
〇南アルプス市立櫛形西小学校
地元で豊穣の信仰対象となっている「高尾穂見神社」について、学習会などを通じて伝統文化に親しむ取り組みを続けている。11月の秋季例大祭では、夜神楽の「巫女の舞」や「狐の舞」に同小児童が踊り手となるなどして参加し、伝統文化の継承に一役買っている。
〇山梨県立甲府工業高等学校應援團
創団75年の伝統を守りながら、応援活動を継続・進化させている。校内行事にとどまらず、さまざまな祭りやイベント会場に出向き、多くの人々を元気づける応援活動を展開。熱気ある援舞は、幅広い年代層の心に響き、地域交流の架け橋ともなっている。
〇山梨県立身延高等学校演劇部
長年地域に根ざした演劇活動を続け、学校の特色となる伝統として定着させた。関東大会の常連校となる実力を備える一方、地元中学校に出向いて演技指導を行ったり、地域からの依頼によるイベントプ等での公演も精力的にこなし、活躍の場を広げている。